小型レジにはどんな種類がある？導入するメリット・デメリットを解説！

小型レジの種類

近年、キャッシュレス決済に対応した小型レジなど、多くの種類が登場しています。その中から、店舗やビジネス形態に合った小型レジを選択することが重要です。

簡易レジスター

必要最小限の機能だけを備えた小型のレジスターで、大型レジと区別して「簡易レジスター」と呼ばれています。大型レジと同様に、現金を入れておくキャッシュドロアと、レシートプリンタが一体となっています。ただし、機能面では、決済機能と部門別に商品を登録できる機能だけ、というシンプルな構造です。

大型レジと比べると、登録できる部門数は5～8部門ほどと少なく、担当者登録機能などの多機能さはありません。大型レジよりも省スペースで、覚える機能が少なく、価格も手頃な点がメリットです。ネイルサロンや美容院などの小型店舗への設置には適していますが、扱う商品の多い大規模な食料品・生活雑貨店への導入は不便さを感じるでしょう。

タブレットレジ

タブレット端末を利用してレジを行うもので、スマートフォンとの連携も可能です。POSレジアプリをタブレット端末にインストールして使用します。レジ業務を行うのに必要なものは、タブレット本体と、キャッシュドロアやレシートプリンタといった周辺機器だけです。

タブレットレジは、小型で低コストながら、POSレジに搭載されている主要な機能が備わっています。POSレジは、売上や在庫管理が行える高性能のレジスターですが、一般的に大型で高価な製品が多く、導入のハードルが高いというデメリットもあります。その点、タブレットレジは一般的なPOSレジの半分以下のコストで導入できる、高コスパ・高機能さが魅力です。持ち運びできるタブレットレジであれば、移動販売やイベントなどの店舗外での利用も可能です。

 

小型レジを導入するメリット

小型レジを導入するメリットは以下の通りです。

省スペースで設置可能

小型レジの最大のメリットは、コンパクトさにあります。タブレット端末はB5サイズよりも一回りほど小さくコンパクトなので、店舗内の限られたスペースでも設置が可能です。レジのスペースを節約して、商品の陳列棚を増やしたり、ディスプレイのスペースを広くとったりできるメリットもあります。

店舗外でも使用可能

外出先でも使用できるWi-Fi環境を整えることで、移動販売などの店舗外での使用が可能です。タブレット端末はコンパクトで持ち運びが容易なため、移動販売などのスペースが取れない業態での使用にも適しています。また、タブレットレジとキャッシュドロアを持ち帰り、自宅で保管しておくことで、夜間などの店舗が無人になる時間帯においても盗難リスクも減らせるでしょう。

初期投資が抑えられる

大型レジに比べて価格が安く、初期投資を抑えられます。一般的なPOSレジは、導入に1台数十万円、その他の設備投資も加えると数百万ほどの費用が必要になることもあります。一方、同様にPOS機能を備えていながらも、汎用タブレットを使用しているタブレットレジは、本体代金の数万円ほどから導入可能です。レジ周りの初期費用を抑えたい小規模な店舗などでも、手軽に導入できるメリットがあります。

 

小型レジのデメリット

小型の簡易レジスターのデメリットは、大型のレジに比べて機能が限られる点です。小型レジは、シンプルな構造のため、多機能なレジが必要な場合には適しません。払い戻しや返品機能がないものもあるので、店舗の業態によっては、小型レジが不適切なこともあるでしょう。しかし、最近はPOS機能を備えたタブレットレジなどの、小型ながら高機能なレジも増えてきているため、必要な機能を備えた製品が見つかりやすくなってきています。

 

まとめ