店舗で使用するレジには多くの種類があります。それぞれのレジには独自の特徴があり、店舗の規模や業種によって最適なものが異なるため、どのレジを選ぶかは店舗のニーズに合わせて決定するべきです。
そこで今回は、店舗で使用するレジの種類と、それぞれの特徴についてご紹介します。
レジの種類その1:レジスター
最もスタンダードなレジの特徴としては、以下が挙げられます。
キー入力による操作
POSレジとは異なり、商品の情報をバーコードスキャンによって読み込むのではなく、商品名や価格を手動でキー入力する必要があります。このため、操作には少し時間がかかる可能性があります。
お金の取り扱い
POSレジでは、顧客が支払う金額をPOSターミナルで入力できますが、通常のレジでは、顧客からお金を受け取り、お釣りを計算する必要があります。このため、正確な計算が求められるため、レジスタッフにとっては数学のスキルが必要となります。
プリンターでのレシート発行
POSレジと同様に、通常のレジでもレシートを発行できます。しかし、通常のレジでは、専用のプリンターを使用することが一般的です。このため、レジ周辺にはプリンターが設置されていることが多く、レジスタッフがレシートを発行するためには、プリンターに用紙を補充する必要があります。これらは通常のレジの一般的な特徴ですが、店舗によっては、POSレジと通常のレジを併用することもあります。
レジの種類その2:POSレジ
POSレジ(Point of Sale Register)は、小売店や飲食店などで商品やサービスの販売時に使用されるレジスターです。POSレジの具体的な特徴としては以下の5つが挙げられます。
デジタル化
POSレジは、従来のレジスターに比べて、デジタル化されています。商品やサービスの情報は、バーコードリーダーなどを使って自動的に読み取られ、データ処理が行われます。そのため、人的ミスや手間が減り、効率的な販売が可能です。
多機能性
POSレジは、販売だけでなく、在庫管理、顧客管理、売上分析、マーケティングなどの機能を持つことがあります。これにより、店舗の経営者が必要な情報を一元管理できるため、効率的な経営が可能になります。
操作性の向上
POSレジは、画面表示によるタッチ操作ができることが多く、直感的に操作できるため、従来のレジスターよりも簡単に操作できます。また、操作によって入力された情報は、リアルタイムで処理され、瞬時に反映されます。
セキュリティの向上
POSレジは、現金やクレジットカードの取り扱いがあります。そのため、不正アクセスや情報漏洩などのセキュリティリスクがある場合には、セキュリティ機能が強化されています。たとえば、PINコード認証や指紋認証などです。
カスタマイズ性
POSレジは、店舗のニーズに合わせて、カスタマイズが可能です。たとえば、商品の種類や価格、割引率などを自由に設定できます。また、レシートのデザインや、顧客情報の収集方法なども、店舗に合わせて設定可能です。
POSレジは、店舗の販売管理や経営において、非常に重要な役割を果たしています。近年では、クラウドサービスと連携し、さらに高度なデータ解析やマーケティング施策などが展開されており、今後もさらなる進化が期待されます。
レジの種類その3:タブレット系
タブレットレジまたはタブレットPOSレジは、POSレジシステムの一種で、タブレット端末を使用して販売管理を行うものです。主なタブレットPOSレジの特徴は以下の6つです。
コンパクトで移動が自由
タブレットPOSレジは、タブレット端末を使用するため、従来のPOSレジに比べてコンパクトで軽量です。そのため、店内のどこでも自由に移動して販売ができます。また、イベントや屋外での販売にも適しています。
クラウドベースのデータ管理
タブレットPOSレジは、クラウドベースのシステムを利用できます。そのため、データはオンライン上で一元管理され、いつでもどこでもアクセス可能です。在庫管理や売上データの取得も簡単に行えます。
操作性の向上
タブレットPOSレジは、タッチパネルディスプレイを使用するため、従来のPOSレジに比べて直感的な操作ができます。また、画面表示による直感的な操作ができることにより、初心者でもすぐに操作することが可能です。
マルチ機能
タブレットPOSレジには、販売管理機能だけでなく、顧客管理、在庫管理、売上分析、マーケティング機能などが搭載されているのも特徴です。これにより、店舗の経営者が必要な情報を一元管理できます。
カスタマイズ性
タブレットPOSレジは、店舗のニーズに合わせて、カスタマイズが可能です。たとえば、レシートのデザインや、売上データの取得方法、在庫管理方法などを自由に設定できます。そのため、店舗の運営に合わせて柔軟に対応できます。
セキュリティ機能の向上
タブレットPOSレジには、PINコードや指紋認証、ICカードなどのセキュリティ機能があります。これにより、不正アクセスや情報漏洩のリスクを軽減できるのも特徴の一つです。
まとめ
レジにはさまざまな種類が存在しています。それぞれ特徴がありますので、店舗にとってもっとも使い勝手の良い種類を選択しましょう。一般的にはPOSレジが主流ですが、小規模の店舗などではタブレット系のレジで十分なことも多いでしょう。店舗の規模や用途も判断材料になります。
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