会計処理から顧客管理までカバーするPOSレジ！レンタルについて解説

POSレジは会計処理だけではない

POSレジのPOSは「point of sales」の略称です。日本語に訳すと「販売時点情報管理」です。レジとして購入品の会計処理を行うと同時に、販売情報が収集され、蓄積、管理されます。そこで集められたデータを最大限活用して、店舗の販売状況や商品在庫などを正確に管理し、売り上げ傾向を見出し、販売促進に活かせます。

またチェーン本部があり、支店が複数店舗あるようなチェーン店の場合は、本部で支店全店の売り上げ状況や、在庫状況をタイムリーに把握することが可能です。さらに、従業員の勤怠管理にも使用でき、POSレジは大変使い勝手がよいシステムです。

それだけ有意義なPOSレジですが、購入するとなると1台が数十万円する機種もあります。さらに、コンピューター機能も含まれているだけに、集計管理やデータ分析機能が日々進歩していき、数年で旧型のPOSレジになる危険性もあります。そこでおすすめがレンタルでPOSレジを導入する方法です。

 

そもそもレンタルとは

POSレジをレンタルで導入する前に、レンタルについて説明します。レンタルといえば思い出されるのがレンタカーです。好きな時に、好きな車種を、必要な期間借りる、レンタカーと同じ仕組みと考えてください。

必要なときだけ使える

レンタルの場合、基本的には必要なときだけ、短期で物件を借りられるメリットがあります。レンタルはレンタカーのように、時間単位など短期間からの利用が可能です。そのため、物件が必要になったときだけ使用することが可能で、使用後はすぐに返却できます。レンタル物件を保管するためのスペースも不要です。

中途解約が可能

レンタルは中途解約が可能です。ただし、どうしても中途解約をしたい場合は、レンタル期間が変更となり、レンタル料金を再計算します。レンタル会社やレンタル物件で違いはありますが、残期間の使用料の清算や、違約金や解約手数料などの名目で、かなりの金額を一期に払うことになるケースもあります。

中途解約は可能ですが、その場合に求められる範囲がどのようなものか、契約前に把握しておく必要があるでしょう。

保守・修繕義務はレンタル会社

レンタル機器の保守・修繕義務は、基本レンタル会社にあります。レンタル会社やレンタル機器によって対応は異なりますが、通常利用の範囲内でレンタル物件に不具合が生じた場合などは、レンタル会社が無償で交換・修理します。

 

POSレジをレンタルするメリット

POSレジをレンタルするメリットとしては、購入する場合に比べて初期導入費用が抑えられる点です。お店を新規オープンするときなどは、厨房機器や椅子にテーブルなし、経費がかかるもので、少しでも費用を抑えたいときにレンタルは助かります。

また、半年とか1年など期間が限られた出店時には、その期間だけ使用するPOSレジとして、レンタルで使うことが可能です。出店期間が限られていると、POSレジを購入するのは無駄になることもあります。さらに、10万円以上のPOSレジを購入すると、固定資産に計上し、減価償却の会計処理が必要になります。もともと、POSレジはアップグレードが早いものです。短期間で入れ替えが可能なレンタルは、経常的に最新モデルを導入することが可能です。

リースとレンタルは異なる

リースはレンタルとよく似ているように思われますが、違う面が多くあります。リースは、ユーザーが希望する物件を、リース会社がユーザーに代わり購入し、貸借するシステムです。リース物件によりますが、リースは半年から10年程度といった中長期間、リース物件を借ります。

また、リースは中途解約ができません。注意しましょう。なお、保守点検費用は使用する側の負担になります。なぜならば多くのリースはファイナンシャルリースで、使用する側（ユーザー）が選んだ物件をリース会社がユーザーに代わって購入し、その物件を貸与する取引のため、中途解約ができないのです。

 

まとめ