店舗に合わせたレジスターの選び方とは？選ぶ際のポイントと注意点を解説

レジスターを選ぶときのポイントとは？

レジスターを選ぶ際に、どんなポイントに注目したらよいのかを解説します。

業種の違いで選ぶ

業種によって必要な機能や性能が異なるため、特性を理解して最適なレジスターを選びましょう。飲食店であれば防水機能やワンタッチキーが搭載されているレジを選ぶと、濡れた手でも使え操作も簡単で業務の効率を妨げません。物販店なら商品の登録に必要な部門ボタンが多いタイプが便利です。美容室や雑貨店などのおしゃれに重きを置く店舗では、ビジュアルデザインにこだわったレジスターもおすすめです。インテリアとしても存在感を発揮でき、店舗の雰囲気に合ったレイアウトを実現できます。

使用する場所に合わせて選ぶ

使用する場所や環境に合わせて、必要な機能や性能を備えたレジスターを選ぶことが重要です。たとえば、店舗が狭くレジスターを置く場所をなかなか確保できない場合は、コンパクトなタブレットタイプが活躍します。また、屋外でレジを使用するならタブレットタイプのほか、バッテリーが取りつけられるタイプもおすすめです。

必要な機能を選ぶ

レジスターは目的に合わせてさまざまな機能があります。PLU機能・JANコード・パソコン連携機能などです。PLUは商品情報をあらかじめ登録することで、会計時のレジでの打ち込みを省略し、番号を押すだけで簡単にレシートへの印字を行える機能です。バーコードをスキャンするだけで簡単に会計できるJANコードは、日本で販売されているほとんどの商品が対応しているため、品物の取り扱いが多い店舗で重宝します。レジスターのデータをパソコンに転送して管理できるパソコン連携機能では、BluetoothやSDカードを接続することで店舗運営、管理の効率化が可能です。レジスターを選ぶときはこれらの機能を確かめ、導入する店舗にふさわしいものを厳選しましょう。

操作しやすいものを選ぶ

レジスターの操作方法にはキータイプ、タッチパネルタイプがあるため、使い勝手や価格面を考えて選びましょう。ボタンを押し込むキータイプは初心者にも使いやすく、シンプルな機能で価格も比較的安価です。タッチパネルタイプは画面をタッチすることで直観的な操作ができ、スムーズなレジ打ちが可能です。高機能であるため、パソコンと連動しているタイプなら管理も楽に行えます。

予算に合ったものを選ぶ

予算にあったレジスターを選ぶためには、機能の必要性を明確にすることです。導入する店舗に必要な機能が分かれば、不要な機能を省いてその分価格を抑えられます。使いこなせないのに多機能のレジスターを購入してしまうと、初期費用だけでなくランニングコストもかさむことになるため注意しましょう。

消費税対策できるものを選ぶ

レジスターには消費税を自動で振り分けてくれる機能もあるため、消費税率の変動が多い昨今では欠かせない機能といえます。とくにスーパーなどの小売店には消費税8％と10％の商品が混在しているため、自動振り分け機能があればスムーズに作業できるでしょう。また、将来的に消費税率が変更になった時にも、簡単に対策を取れるのも便利です。

多様な決済ができるものを選ぶ

現在、QRコード決済や電子マネー、クレジットカード決済などさまざまな決済手段がある中で、レジスターでの決済方法についても検討する必要があります。とはいえ日本ではまだ現金での決済が大部分を占めており、国がキャッシュレス化を推進していても2025年時点で6割は現金決済だと予想されています。そのため、現金決済の需要がすぐになくなることはないでしょう。現金決済のみのレジスターを導入するなら、今後のキャッシュレス化の進展に合わせて決済手段を追加できるレジスターを検討しましょう。

 

レジスターを選ぶときの注意点｜導入後のコストも考えよう

レジスターは導入時の費用だけで済むものではありません。定期的なメンテナンスはもちろん、レシートを発行する場合はインクリボンや紙も定期的に交換する必要があります。そして先にも述べたように、多くの機能が搭載されていればその分ランニングコストがかかります。機能を利用するためには月額利用料や通信費もかかるからです。レジスターを導入する前にランニングコストについても調べ、予算内で運用できるか検討することが大切です。

 

まとめ